■ 市民社会のスピーカーの選択
私達はサミット前に、私達のスピーカーをかなり透明性のある民主的な方法で選んだ。その後ITU(国際電気通信連合)の誰かがそのリストを取っていき勝手に人を取捨選択した。私達は誰がなぜこの決定をしたか分からない。けれどこのことは、誰が市民社会の利益のために論点を提供するかを市民社会が選択する権利を否定したことになる。このことは特に開会式で明白だった。世界盲人連盟から選ばれたスピーカーはよかったが、全般的な市民社会の議論に関わる活動に参加してこなかったため私達の主張を示すことはなかった。しかも彼女はITU事務局から特定の文章をスピーチに入れるよう圧力をかけられていた。ちなみにこれは手続きのルールに違反した行為だったりする。
■ チュニジアが影響を及ぼそうと努力
いくつかの報告によると、チュニジア政府が数多くの人を「市民社会メンバー」としてサミットに送り込んでいた。そのメンバーの多くが、サミット第二段階で、また特にチュニジアの人権に対する恥ずべき記録についての、市民社会の議論を台無しにしようとした。しかも何人かはチュニジアに批判的なサミット新聞「テラ・ビバ」を何千部も盗もうとし現行犯で取り押さえられた。これは言論の自由などの人権を侵害するだけでなく、捕まれば裏目に出るばかな行為だ。
■ 警察による抑圧
ジュネーブ警察は、サミット前日にジュネーブ中心街で開催された対抗サミット「WSIS?私達が止める!」のポリメディア・ラボを閉鎖した。また警察はサミット最終日にサミットに反対して行われたデモを包囲し止めた。言論の自由と集会の自由の権利を行使した抗議者たちは、尋問を受け個人情報を聴取された。パスポート提示を拒否した人や持参していなかった人は拘置所に入れられた。
■ 検閲の努力
サミット会場入口の警備員は活動家たちが配布しようとしていたラディカルな資料を検閲していた。時にはオルタナティブな通信社であるIPSのような国連の協議資格を持つ組織が作成した資料さえ検閲の対象となった。国連事務総長のサミット特別顧問であるNitin Desaiまでも、これらの措置に抗議して市民社会が共同で出した文書が嘘であるかのような表現をし、「彼らは別の会議に出席しているのではないか」と話した。多分彼自身が別のサミットに出ていたのだろう。
■ プライバシーの侵害
登録の場で全てのサミット参加者が渡された名札バッジには、電子ID(RFID)が装着されていた。参加者の写真を含む個人情報が中枢データベースに蓄積され、サミット会場にいつどこで入り出たかが記録された。入手できるプライバシーに関する方針は無く、サミット後にこれらのデータをどうするかを私達に説明できる(またはする)人はいなかった。
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