WSIS
Prepcom3の報告(その1) (2/5)
■WSISとは■
WSISは1998年のITU世界国際電気通信連合の会合で代表者によって提案されました。そして、最終的に国連総会で採択されました。ITUはアクセス、テレコムに関わっています。このWSISに関係する人びとは、複数のセクターにまたがり、多くのステークホルダーが存在すると認識されました。各国政府のみならず民間分野も参加する必要があります。インターネットの発展に伴い民間分野も大きな役割を担っているからです。 例えばリオデジャネイロの環境サミット、北京女性会議、社会開発会議などと同じく、主要なサミットとして国連は位置付け、複数のステークホルダーが関与していくプロセスが必要なグローバルな問題だとされました。
同時に国連は複雑であり、国連の組織 枠組みの中では限界もある。そこで、国連のサミットであるがいろいろな人が関わり、共通のビジョンと情報社会に対する理解を作りWSISに対して戦略的プランを行動計画を立てたい、という思いもあります。
現在、2つのフェーズが決まっています。第一フェーズは「原理の制限」です。今年(2003年)12月10~12日にスイスのジュネーブでWSISの会議が開かれます。これらが関係者全員が行くわけではないがおよそ35カ国がジュネーブに集合します。大きなセキュリティーの問題があります。
第2のフェーズは2年後の2004年で、チュニジアのチェニスで開催されることが決まっています。北京プラス5やリオプラステンなどと同様に、取り組みをモニターして評価する会議です。チュニジアで開催されることは重要です。例えばジャーナリスト迫害の問題、そういった複雑な問題をチュニジアは抱えているからです。
さて、参加者のステークホルダーとしては、政府、企業、CSO、NGO。企業も参加すべき内容です。オブザーバーとして、国連の機関、例えばユネスコ、WHO、ILOなど。マスコミ、メディアも参加者です。
本会議に至るまで地域準備会合が世界各地方で開催されています。ヨーロッパ準備会合はルーマニアのブタペストで、アジア太平洋地域準備会合は今年1月に東京で、そして、ラテンアメリカ、カリブ海地域準備会合はドミニカ共和国のババロ、西アジア地域準備会合はレバノンのベイルートで、などです。
東京で開催されたアジア太平洋地域の準備会合は、サミットにおいて象徴的な会合でした。その後、全体の準備会合Prep-Com2(2月:ジュネーブ)とPrep-Com3(9月:ジュネーブ)の間でもう一回全体の準備会議をやろうということで、2003年8月パリで開催されました。
9月のPrep-Com3では、いろいろな議論がありました。その会議の中では何も終わっていません。草案、決議、アクションプラン、全て枠組みだけで合意内容なしという状態です。現在の段階では文章全体が( )で囲まれている状態です。
サミットの直前にも会議が必要であると考えています。文章の表現、取り組み、最後の土壇場での交渉方法も含めて、マリー前情報省が担当となってインフォーマルな会合を11月12月に予定しています。簡単なサミットではありません。それは、情報社会が新しい現象だからです。その理解は最近になってされてきました。新しい用語が定義されていませんし、知識がバラバラです。意見や理解の欠如もあります。
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