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講座/セミナー: [報告]第五回JCAFEサロン「世界情報社会サミット(WSIS)の現在」  
執筆者: ujihara
発行日付: 2005/5/11
閲覧数: 4024
サイズは 2.75 KB
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□日時:2005年4月23日(土)
□場所:ちよだボランティアセンター(千代田区西神田)



第五回JCAFEサロンでは、第一回目もスピーカーを務めたJCAFE代表の浜田忠久が再びスピーカーとなり、JCAFEが取り組んでいる世界情報社会サミット(WSIS)をテーマとしました。

WSISは、国連が主催する情報社会に関連した様々な問題を話し合うための世界会議で、政府機関や国際機関から産業界、NGOといった広範な分野から参加者が集まり、情報社会についての世界共通ビジョンの確立と実現に向けた協調的な発展を目指した宣言と行動計画の策定を目的としています。

世界会議や情報社会について世界共通ビジョンというと自分には縁遠い話だと思われるかもしれませんが、WSISで話し合われていることはインターネットを介した情報とのつきあいを避けられない私たちにとってはとても身近なものです。情報社会は私たちが日常生活を営む場所だからです。そのような情報社会のあり方をデザインしようとしている場であるWSISに、「私たち」の立場から発言をしていく必要性をJCAFEは感じています。

また、そのようなWSISの動向に目を配っていく必要もあると思っています。ただ、現実はそのようにはなっていないようです。新聞報道がすべてではありませんが、浜田が話のなかで触れたように、WSISに関する報道は決して多いとは言えません。参加者の方々からの指摘をまとめると、テーマの「分かりやすさ」の度合いや企業との関係といった背景があるようですが、認知されにくい状況にあることは間違いありません。そのような状況を大所高所から改善していくのは無理がありますが、身近なところから関心を広めて行こうと考え、種を蒔いていくための場としてWSISをテーマとしたサロンを開きました。

そのWSISは今年11月に第二フェーズを迎え、そこではインターネットの管理のあり方とデジタル・デバイドを解消するための財政機構が主たる議題として想定されています。また、それらに関係しながらも表面化されていない、インターネットの利用料金におけるアメリカ中心の構造という問題があります。サロンではWSISそのものの紹介とともに、それらの問題についても浜田から報告がありました。これに関しては、フリートークでは参加していただいた方々から様々なご意見をいただくことができました。企業の視点から、市民活動の視点から、途上国での経験から…様々な視点からの発言がなされましたが、そのどれもが評論をしようとするものではなく、自分に関わる問題としてとらえたものでした。

WSISで話されている議題が私たちの日常生活に関わる問題であることを思い起こすならば、あるべき発言だったのではないかと思います。 しかし、フリートークのなかでも話題に上りましたが、サロンで出たような様々な立場からの発言をWSISのような場にいかに届けるのかを考える必要はあるでしょう。WSISに限ったことではありませんが、限られたプレイヤーによって「私たち」に関することが決定されるようなこれまでのあり方が変化を迫られているのではないでしょうか。


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